メガドラROM吸出し器


2002.05.25 回路図修正、部品表追加、文章修正

メガドライブのROMカートリッジからデータを吸い出すために作成
事の発端は、「ダーククリスタル」のDVDを見たことだった。それによってトリガが掛かり、 メガドラの「シャイニング&ダクネス」をやりたくなった。が、ROMカートリッジは簡単に 見つかったのだが、本体が見当たらない。・・・・エミュレータを使おう。オリジナルを持っているから 吸い出しても問題ないよね? あまり思い入れの無いカートリッジをばらしてみると、マスクROMのみ。 ものによってはSRAMが載っているだろうけど、素直に配線されていると判断。確認も含めて、ネットを 駆け回る。カートリッジの部分のピン配置発見。裏付けOK。では、製作開始。
補足:その後、メガドラ本体の発掘に成功。存在価値が危ぶまれている(笑)。

なお、ROM吸出しする場合、オリジナルROMの保有は絶対条件です。吸い出したデータのみの保有は違法です。

ホストはノートパソコン(TP560E)を使うので、電源は空いているP/S2ポートから供給。(これが以外と便利)
簡略化のためにパラレルポートに直接接続出来るようにした。
回路構成は74HC4020を使ったアドレスカウンタとLowByteとHighByteを
分けて読むバッファ、それらを選択するデコーダのみ。とっても簡単。
デコーダには/STROB,/AUTOFEED,/INIT,/SELECTINを入力し、それらからカウンタクリア、
カウントアップ、LowByteゲート、HighByteゲートの信号を作っている。

回路図はこんな感じ。部品表はこれ

なお、下敷きになっている本について、気にする必要は無い。
64ピンのカードエッジコネクタが入手できなかったため、それより多いものを
切断して使用している(格好悪ぅ)。コネクタのピッチは2.54mm。

読み出しのプログラムは、LSI C-86 Ver 3.30の試食版で作成した。
ソースはコレ。公開を前提にしてなかったので
ほとんどコメントがないが、カンベンね。短いものだから、きっと大丈夫!
(パラレルポートのアドレスをプログラム内で決め打ちしているので注意!!)

あ、回路図には4回路のDIP-SWがあるけど、実物では端折ってあるので注意。
あと、ノートパソコンのP/S2ポートから電源取るときは、注意してちょ。
ノートパソコンが破損してもワシは知りません。
下敷きになっている本を気にしてはいけない。
エミュレータソフトについては、ここで言及しないし、メールや掲示板で
質問されても回答しないつもりなので悪しからず。
さて、いくつか手元のカートリッジを試して見たのだが、流石にコプロセッサ等を
搭載しているものは無理(あたりまえ)。SRAMバックアップメモリを搭載している
カートリッジは、記録内容まで読み取ることが出来ない。ただ、アドレスの後ろの
ほうに有るようなので、大きなサイズで読み取ればいけるかも。時間掛かるけどネ。
(アドレスカウンタは0からのカウントアップしか出来ないので仕方が無い)

最後までプレイしていないから確定ではないが、「シャイニング&ダクネス」と
「ランドストーカー」は動作を確認した。(この二つが動けば、ワシは十分)

『補足』カートリッジを抜差しするときには、ホストパソコン、読出し君の電源を
必ず切ってから抜差ししてね。壊れちゃうよ。

回路図作図には岡田 仁史氏のBSchを使用

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